最後に自分の為に望むもの。
バリ島で暮らす事で、
雨季と乾季のある暮らしを知りました。
鮮やかに移り変わる四季折々の旬を感じる事は無いけれど、その分、追い立てられない日常も知りました。備える、や、蓄える、という今まで積み重ねてきた暮らしの習慣、一歩先を考え、細やかな気遣いを日々大切にする感覚は、毎日の中であまり役に立たない事も多いけれど、一瞬の風に、ふと空を見上げて、今日一日をどう過ごそうかと考える大切さを知りました。
減点方式での評価が多い日本から、加点方式で暮らす人が多いバリ島へと来て、
豊かさは、トンネルの先にあるようなものでは無く、明るい光が溢れるイメージとなりました。
大好きな日本と、日本人が、私はやっぱり大好きなんだという事も
離れてみてまた実感しました。
ひとりひとりの持つ言葉の奥行きや、人当たりの繊細さ、優しさの引き出しが多いのは、日本の豊かな風土の中で、自然と育まれた国民性なんじゃないかなとも思いました。
どこででも暮らせるひとりの人でいたいけれど、どこにいても心地よく暮らすベースを育んでくれたのは、やっぱり日本という島国なんだなと思いました。
……人間死ぬ時に、もっと旅に出れば良かったと思う人が多いんだとか。
生きる為に必要な欲求が全て満たされている状況で、最後に自分の為に望むものは、旅する自分なのかもしれないと思うとなんだかわかる気がしました。
ならば今いる場所を、いつも始めて見る場所のように映す目を持ち、キラキラに磨くのも良いなと思いました。記憶をまめにリセットし、小さな変化を見つけ、新しいものへと更新していく事で、そこに有るいつもの時間が、艶々になっていくような感覚をもっとたのしみたいと思います。
そして、やっぱり旅に出たいなと思います。
今よりももう少し時間を手に入れた時に、
旅する自分も育っているような生き方がしたいなと思います。
誕生日の日に。
今、思う事を記録。
……あらゆる感謝を込めて。
10.10
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